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  • 創造性は若者だけのものにあらず

    2019:06:07:08:35:41
  • 2019年06月07日

偉大な才能は若かりし頃に最も創造性を発揮すると考えているなら、大いなる見落としをしているかもしれない。
 
歴代ノーベル経済学賞受賞者を分析対象としたオハイオ州立大学の Bruce Weinberg 教授らの研究は、創造性の発揮において2つの異なるライフサイクルがあることを示している。ひとつはキャリアの早い段階で、もうひとつは人生の後半において、才能が花開くことが多いというものだ。
 
この研究では、20代半ばに早めのピークが、50代半ばに遅めのピークが確認された。結果は、芸術や他の科学分野においても同様のパターンがあるとの既往研究を支持するものである。
 
「多くの人が創造性を若さの専売特許と考えていますが、実際には、あなたが考える創造性がいかなるものかによります」と、Weinberg 教授は指摘する。
 
研究によれば、キャリアの初期に革新的な仕事をした受賞者は、概念的(conceptual)イノベーターである傾向があるという。しかし、別の種類の創造性もある。知識を蓄積し、その情報を分析し、新たな解釈へ統合する画期的手法を発見するという、経験的(experimental)アプローチによるイノベーションは、キャリアの後半において起こりがちである。
 
この研究は、学術誌『De Economist』に掲載された。
 
 
26-APR-2019