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  • レオナルド・ダ・ヴィンチはADHDだった!?

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  • 2019年06月07日

レオナルド・ダ・ヴィンチは、人類を代表するいくつかの芸術作品を創造した。他方で、歴史の記録は、彼が自身の作品を完成させるまでにかなりの苦労をし、時間を要したと示唆している。
 
キングス・カレッジ・ロンドンの研究員である Marco Catani 教授らは、ダ・ヴィンチがいくつかのプロジェクトを完遂できなかった最たる理由は、彼が注意欠陥多動性障害(ADHD)だったから、との仮説を提示した。
 
学術誌『BRAIN』に掲載された同論文は、ダ・ヴィンチの働きぶりや素行についての歴史家の描写を蒐集し、彼がADHDだったとの仮説を支持するエビデンスを構築している。またそれは、ダ・ヴィンチの慢性的な先送り傾向の素因であったのと同様に、彼が並外れた創造性を有し、芸術と科学を横断する業績を残した要因であったかもしれない。
 
「500年前に生きていた人物に死後診断を下すことは不可能です。しかし、ADHDは、最も説得力があり、科学的に最も蓋然性のある仮説だと確信しています」と、Catani 教授は言う。
 
また教授は、「ADHDは、トラブル続きの人生を運命づけられた、知能の低い子ども特有の行動障害の典型との誤解があります」と指摘し、「レオナルド・ダ・ヴィンチの遺産が、ADHDの汚名を払拭することを願っています」と語る。
 
 
23-MAY-2019