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  • 脳のエネルギー需要と肥満リスクとの関連仮説

    2019:06:21:10:27:09
  • 2019年06月21日

ある人のエネルギー摂取量がエネルギー消費量を超えると、つまりカロリー摂取がカロリー消費を超えると、体重が増加する。しかし、あまりよく理解されていないのは、乳幼児の時には、平均して、身体のエネルギーの約半分が脳によって消費されるという事実である。
 
今般、米国科学アカデミー紀要に寄稿された論考「脳のエネルギー需要と肥満リスクとの関連仮説」(A hypothesis linking the energy demand of the brain to obesity risk)は、子どもの脳の発達とエネルギー需要の変動がエネルギー消費と体重増加のパターンに影響を与える可能性を提起している。
 
「5歳児の脳は身体のエネルギーの半分を消費します。しかし、子どもの脳のエネルギー消費量にどれほどの個体差があるのかは分かっていません。これは、エネルギー消費について理解するうえでの巨大な穴なのです」と語るのは、著者の一人、ノースウエスタン大学の Christopher Kuzawa 教授である。
 
教授らの論文の目的は、小児発達研究、特に体重増加や肥満リスクに焦点を当てた研究において、脳のエネルギー消費の測定を奨励することだという。
 
 
17-JUN-2019