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  • 物理学界におけるセクシャル・ハラスメント

    2019:06:28:05:35:25
  • 2019年06月28日

2017年の米国物理学会の学生会議(American Physical Society's Conferences for Undergraduate Women in Physics)に出席した471人の女子学生を対象にした調査によれば、物理学界におけるセクハラは陰湿(insidious)であり、世間一般に比して顕著に高い割合で横行している。
 
調査結果によれば、回答者の約4分の3が過去2年の間に物理学専攻過程においてセクハラを経験している。詳細の調査結果は、米国物理学会の学術誌『Physical Review Physics Education Research』に掲載された。
 
同調査では、セクハラについて、それぞれ異なるが感染している3つの側面(性的強制、望まない性的注意、ジェンダーハラスメント)があると見なしている。ジェンダーハラスメントについては、「本物の」セクハラではないと言われることもあるが、被害者のキャリアやパーソナリティに重大な影響を及ぼす可能性がある。
 
執筆者の Lauren Aycock 博士は、「個々の事情にとどまらない生産的な議論をするために、私は物理学会におけるセクハラの実情を定量化したいと考えました」と言う。米国物理学会において女性の地位に関する委員会の議長を務めるオレゴン大学の Miriam Deutsch 教授は、「全国の学部長がこの論文を読み、教員たちに配布し、アクションプランをつくる動きが起きることを願っています」と話す。
 
 
22-APR-2019