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  • ホテル業界を揺るがす巨獣

    2019:07:19:14:12:01
  • 2019年07月19日

今や Airbnb の存在は、ホテル業界を揺るがす巨獣と言えるだろう。
 
フロリダ州立大学の Tarik Dogru 助教の分析は、Airbnb の飛躍的な成長が、ホテル業界の増収のシェアを奪い取り、宿泊価格と稼働率を引き下げている実態を明らかにした。
 
学術誌『Tourism Management』に掲載された Dogru 助教の研究は、2008年~2017年の米国の主要10都市における Airbnb の影響を検討した。過去10年間で Airbnb は世界最大の宿泊施設マーケットへ成長。今では、典型的な破壊的イノベーションとして認知されるようになった。
 
分析では、Airbnb の供給量が1%増加すると、ホテルの売り上げが0.02~0.04%減少することが分かった。なお、Airbnb の部屋リストは年間100%を超えて伸長しており、現在、世界81,000都市で600万件のリストを誇る。
 
同社ビジネスモデルの成功の理由は様々あるという。顧客は多様な価格帯からなる膨大な数と種類の物件にアクセス可能であり、多くの場合、それらはホテルよりも競争力がある。Airbnb は予約成立ごとに、手数料を徴収している。
 
Dogru 助教は、旧来の法規制との食い違いやゲストのセキュリティ等の Airbnb の課題にも言及するが、「特に宿泊の需要過剰がある場合は Airbnbが必要。イノベーションを殺すことなく規制がなされるべき」と提言している。
 
 
19-APR-2019