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  • 都市計画に自然を取り入れ、メンタルヘルスの改善に

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  • 2019年08月02日

都市計画の担当者や自治体が、いかにして自然がメンタルヘルスに及ぼす好ましい影響を測定し、実際に計画や政策に反映させるか。今般、ワシントン大学とスタンフォード大学などの研究者からなる研究班が、その基本的枠組みを提示した。この研究論文は、7月24日に『Science Advances』に掲載された。
 
研究では、自然科学、社会科学、研究科学の各分野で、それぞれ複数の専門家が集まり、自然が人間の幸福(human well-being)にどう役立つかについて研究している。その第一歩として、認知機能や情緒的幸福その他メンタルヘルスに対する自然体験の影響を理解し、それに関する基本合意の形成を目指した。
 
件の論文の目的について、主執筆者を務めたワシントン大学の Greg Bratman 助教は、「考えうる一方法の概念モデルを提供することです」と説明する。また、「2050年までに、人類の2/3が都市に住むと予測されていて、時代は都市の世紀に入りました。同時に今日、多くの人々が自然の価値と自然の損失にかかるコストに目覚めつつあります」と語る。
 
現在、米国の成人の5人に1人に精神疾患がある。世界的にもほぼ同様で、現在、4億5千万人が精神障害・神経障害を患っている。うち、治療をしているのは約1/3である。そのような中、自然との相互作用がメンタルヘルスを改善するひとつの方法として注目され始めている。
 
 
24-JUL-2019