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  • 歩数と健康:高齢女性の場合

    2019:08:30:08:21:35
  • 2019年08月30日
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歩数計や活動量計など、日々の歩数を計測するウェアラブル機器の多くが、1日1万歩という数字を目標に掲げている。ただ、身体活動と健康長寿との関連を示すエビデンスは多いものの、1日当たりの歩数が健康に及ぼす長期的な影響を調べた研究はほとんど存在しない。
 
そこで今般、ブリガム・アンド・ウィメンズ病院の研究チームが行った調査研究は、1週間の歩数を計測した高齢女性の転帰を長期にわたってフォローアップしたものである。
 
研究では、18,289人の高齢女性(平均年齢72歳±5.7歳)に7日間連続で腰に装着可能な「ActiGraph GT3X+」加速度計デバイスを装着してもらい、着用指示を遵守した16,741人のデータを分析した。対象者は平均4年以上の期間、追跡調査され、その間に504人が死亡した。
 
歩数の下位25%(1日平均2,700歩)の死亡リスクが最も高く、観察期間中275人が死亡した。それに対して、中位群(1日平均4,400歩)の死亡リスクは41%低かった。死亡リスクは歩数が増えるごとに減少したが、1日平均7,500歩を超えると横ばいになった。また、同程度の歩数同士で比較して、歩行の速度は死亡リスクと関連していないことも分かった。
 
この研究は『JAMA Internal Medicine』に掲載された。
 
 
29-MAY-2019