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  • 若者・子どもの外傷性脳損傷の原因

    2019:08:30:08:22:31
  • 2019年08月30日

米国の66病院の救急部門において、19歳以下の若者・子どもの外傷性脳損傷について調べた研究によれば、転倒やベッドからの転落、アメフトが大きなリスク要因として浮かび上がった。
 
研究では、2010~2013年の4年間にわたる傷害サーベイランスデータを精査。救急部門で治療された年間約100万人の致命傷でない外傷性脳損傷の症例からそれらの原因を分析した。
 
分析の結果、1歳未満の幼児では、ベッドからの転落が1/4を占め、転倒が14%であった。2段ベッドが特に危険である。1~4歳の幼児では、ベッドからの転落が10%、階段からの転落が10%、転倒が10%であった。
 
また、子ども成長に伴い、頭部外傷の主な原因は屋外に移動。要点は以下の通り。
 
・5~9歳では、依然として転倒(6%)が主因だったが、自転車事故(5%)がそれに続いた。
・10歳以上の年齢層では、アメリカンフットボールが主因であり、10~14歳では14%、15~19歳では9%であった。バスケットボールが、それぞれ6%と5%で、それに続いた。
・また、10歳以上の年齢層では、自転車事故(10~14歳で5%、15~19歳では3%)、サッカー(10~14歳で5%、15~19歳では4%)も多かった。
 
著者らはこの研究の限界にも触れている。たとえば、病院の救急部門で治療を受けた患者のみを対象としており、診療所や学校で治療を受けた省令を評価できなかった点。他にも、位置情報が欠落しており、どこで外傷が発生しているのか調査できなかった点。また、外傷と社会経済的ステータスとの関係を分析できなかった点などである。
 
この研究は、学術誌『Brain Injury』に掲載された。
 
 
29-JUL-2019