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  • 食糧不足だと早死のリスクが高い

    2020:02:21:03:51:06
  • 2020年02月21日

食糧不足の人々は(すなわち、お金の面の制約で食糧が十分入手できない人々は)、そうでない人々と比較して、がん以外の原因で早死にするリスクが10~37%高い。トロント大学のポスドク研究員である Fei Men 博士らの研究が明らかにした。
 
研究では、2005~2017年のカナダの調査データ(Canadian Community Health Survey)から50万人超の成人のデータを分析した。対象者の食糧確保の状況を、十分確保されている、わずかな不安がある、中程度の不安がある、深刻な不安がある、の4段階で分類した。
 
対象期間中、早期死亡したのは25,460人であり、深刻な食糧不安があった人々は食糧が十分確保された人々に比べて9歳若く亡くなっていた(平均59.5歳 vs. 68.9歳)。なお、2008~2014年のカナダの平均寿命は82歳であり、研究では82歳以下の死亡を早期死亡とした。
 
また、がんを除くすべての死因について、深刻な食糧不安があった人々は食糧が十分確保された人々に比べて、早期死亡する可能性が高かった。伝染性寄生虫病、意図しない怪我、自殺による早死のリスクは、2倍以上であった。
 
この研究は『カナダ医師会雑誌』に掲載された。
 
 
20-JAN-2020