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  • 情報化時代の軍隊のあるべき姿

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  • 2020年02月28日

陸軍未来司令部(Army Futures Command)を立ち上げ、近代化の優先事項を確立し、米国陸軍は未来に備えている。今般出版した書籍『ノンシンプリシティ:戦士の道』(Nonsimplicity: The Warrior's Way)では、米国陸軍の研究者らが科学、特に人工知能が将来の軍事作戦において果たす役割を議論している。
 
 
 
著者の一人、陸軍研究所の上席科学者 Bruce J. West 博士は次のように述べる。「かかる複雑な時代において米国社会へ奉仕するために、米軍はノンシンプル(non-simple)かつ機敏である必要がある。それは、あらゆる形態の戦争において、任務遂行可能なことを意味する。」
 
もう一人の著者、退役准将である Chris Arney 博士は、次のように述べる。「新たな原則として挙げられるのは、柔軟性、同期性、協力、統合、認識である。原則リストから消えたのは、攻撃、質量、軍事力の経済、指揮の統一といった軍事力をシンプルに制御する手段である。これらの古い概念は、計画や実施の段階では意味を成すが、もはや情報化時代の戦争の原則とまでは言えない。」
 
同書では、これらの新原則に加えて、未来の軍隊が備えるべき戦略や戦術について提言している。けだし情報化時代の軍隊には、データアナリストや問題解決の専門家、サイバー専門家、情報科学者、ネットワーク科学者、ロボット工学者、学際的モデルの専門家など、新たな才能と戦士との組み合わせが必要と説く。
 
同書の電子版は『Cyber Defense Review』のサイトから無料で入手可能である。
 
 
13-FEB-2020