日本でも冬のスポーツとして人気のあるスノーモービルだが、米メイヨ・クリニックがこのほど出した調査報告によると、米国では、ここ10年でスノーモービルによる10代の青少年の事故が急増、負傷が重度化しているという。
スノーモービルでの走行に適していない場所での運転やスピードの出し過ぎが原因で、座席から放り出されたり、障害物に衝突するなどの事故が目立つという。また、負傷者の多くはヘルメットを着用していなかったという。
同クリニックでは、スノーモービルの事故が原因で、長期にわたる障害を負う人が増えれば、そのための治療コストは増える一方であるとして、乗車に年齢制限を設けたり、安全運転の指導を徹底する必要性を強調。同クリニックの外科医師スコット・ジエトロウ氏は「ヘルメットを必ず着用させ、スピードを抑えさせること。そして、16歳以下の子供に運転させるべきではない」と訴えた。
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