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海外トピックス
英科学専門誌「Nature」および全米科学振興協会(AAAS)のオンラインニュースサービスなどから抜粋した記事、プレスリリースの要約記事を掲載しています。
掲載日: 2008.12.05
天然痘のワクチンの効果
 1977年以降天然痘は自然には発生していないが、近年では生物兵器としてテロに使用されるのではないかと懸念されている。しかし天然痘のワクチンは30年以上前に多くの国では廃止されており、現在十分に行き渡るほどの量は存在しない。そういった中で、一度行った予防接種がどれくらいの期間効果があるかを知ることは限られたワクチンを効果的に使用するのに重要である。今回『American Journal of Medicine』2008年12月号に掲載された研究によれば、一度予防接種を行うとその効果は数十年にも及ぶことが分かった。長いもので88年前の予防接種でもその有効性は保たれていたという。
First released 30 Nov 2008 @
小児白血病の再発に関係する遺伝子変異
 St. Jude Children’s Research Hospitalの研究者らは、小児の急性リンパ急性白血病の再発に関係する白血病細胞の遺伝子変異を発見したと発表した。この研究は『Science』の11月28日号に掲載された。
First released 27 Nov 2008 @
骨形成に対するセロトニンの重要性
 セロトニンは気分、睡眠、食欲などに関わる神経伝達物質として知られておりその95%は消化管で生成されていて残りの5%程度が脳で生成されている。今回Columbia University Medical Centerの研究者らは消化管で分泌されるセロトニンに骨の成長を抑制する働きがあることを発見した。今までの骨粗鬆症治療は骨量の減少を止めるだけであったが、今後骨量を増やす治療法が開発されることが期待されている。
First released 26 Nov 2008 @
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