1932年から2008年のオリンピックにおける100m走の記録は、トレーニング法や技術の進歩により0.6秒短縮されている。しかし、その効果が食事を変えるだけで得られるかもしれない。Institute of Wildlife Ecology in Austriaの研究によれば、不飽和多価脂肪酸を多く含む食事を与えられたマウスはより速く走れるようになっていた。この研究はSociety for Experimental Biologyの2009年度学術集会にて発表された。
First released 29
June 2009 @
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髄膜炎や脳炎に効果のある新しい抗菌薬
従来の抗菌薬はサイズが大きいために血液脳関門を通過することが出来ず、髄膜炎や脳炎などの感染症には十分な効果を上げることができない。しかし今回シンガポールのInstitute of bioengineering and Nanotechnologyが開発した新しいペプチド・ナノ粒子は、膜を透過する為のコンポーネントを持っており、血液脳関門を通過し感染巣に到達することが可能である。この研究は『Nature Nanotechnology』に掲載された。
First released 28
June 2009 @
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アルコール関連死の増加
カナダのCenter for Addiction and Mental Healthの研究者らが今週号の『Lancet』に掲載した研究によれば、全世界で死亡する25人に1人は、アルコールに関連する怪我や病気が原因となっている。またアルコール関連死は2000年から増加傾向で、その原因は飲酒する女性の増加と考えられる。