冠動脈バイパス術後に起こる心筋梗塞の判定にもトロポニンTは利用されているが、カットオフ値が低いため、術後心筋梗塞の判断には有用でない。しかし、その一方で全体的な予後の判定には有用で、術後のトロポニンTが非常に高値である場合、1年以内に死亡する確率が高くなることがわかった。この研究はMassachusetts General Hospital Heart Centerの研究チームにより、『Circulation』9月8日号に発表された。
First released 4 Sep 2009 @
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抗癌剤のアルツハイマー病への有効性
Columbia University Medical Centerの研究チームがマウスを対象に行った実験では、抗癌剤の一種、HDACインヒビターにアルツハイマー病に見られる短期記憶の喪失を防ぐ効果があった。この研究は『The Journal of Alzheimer’s Disease』9月号に掲載された。