先見創意の会 (株)日本医療総合研究所 経営相談
MENU
オピニオン
最新のオピニオン
今月のオピニオンのバックナンバー
過去に掲載されたオピニオンはこちらです。
 会員の皆様方の投稿を随時募集しております。詳細はページ末尾をご覧下さい。>>>
(掲載日 2006.06.09)
安易な「医師たたき」番組に
医師は団結して意見発信を
投稿者  北海道在住 江原 朗
 昨今、安易な「医者たたき」番組が増えています。たしかに、悪質な医療事故において被害報道をすることは、ジャーナリズムの使命とも考えられます。しかし、バラエティー番組で医師に怒りを覚えたことを各ゲストが披露し合い、誠実に診療にあたっている医師を揶揄の対象とすることは許すべきではありません。

 とある「医師たたき」のバラエティー番組に腹をたてた一部の医師たちがスポンサー企業のボイコットを始めたことがインターネット上で報じられています。当該企業の製品の処方を中止し始めたというのです。こうした、手荒な抗議行動を筆者は好みません。しかし、「医師たたき」をエンターテイメントとして行うことは、医師患者関係を悪化させ、医療システムの崩壊を招くだけです。誠実な医療関係者の士気をそいでしまいます。

 医療システムの崩壊を招かないようにするためにも、医師側は連携の下、安易な「医師たたき」番組に対し、反論を述べるなどの厳しい態度で対処していく必要があります。また、こうした番組の放映を許すスポンサー企業に対しても誠実な対応を強く求めるべきでしょう。
javascriptの使用をonにしてリロードしてください。
(C)2005-2006 shin-senken-soui no kai all rights reserved.