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日本医療総合研究所 取締役社長 中村十念 |
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いよいよ8月20日(水)に「福島県立大野病院事件」の判決が下される。それを前に今月8日発売の雑誌「世界」(岩波書店)に当会の幹事でもある日本医科大学・澤倫太郎講師の「県立大野病院事件から見えてくること」〜医療への刑事司法介入は何を招くか〜と題する論考が掲載された。
小見出しを紹介すると次の通りである。
◆福島県立大野病院事件とは何か
◆事故調査委員会の二面性
◆なぜ医師は逮捕されなければならなかったのか?
◆医療界からの多声
◆捜査当局のシナリオ
◆高次施設でも救命は困難
◆医療プロセスをどのように評価するのか
◆わかりにくい届出制度
◆問われる事故調査委員会のあり方
◆医療刑事事件、起訴されれば有罪か?
2007年1月に開始された裁判の判決を前に、大野病院事件を俯瞰しておくには絶好の教材である。皆さんにご一読をお勧めする。
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