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(掲載日 2005.12.27)
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■4機のヘリコプター

 11月15日、伊丹空港から突然飛来した4機のヘリコプターの爆音に、京都の住人は驚かされた。

 折りしも当日は、日本の幹細胞研究のメッカである京都大学において、再生医科学研究所の主管による、クローン技術・ES細胞研究に関する国際シンポジウム( International Symposium on Germ Cell, Epigenetics, Reprogramming and Embryonic Stem Cells )の開催日であった。

 本来は主賓として特別基調講演が予定されていたソウル大学の黄禹錫教授とピッツバーグ大学のジェラルド・シャッテン教授の突然の来日キャンセルで、騒然とするシンポジウム参加研究者を尻目に、シンポジウム会場近くの京都迎賓館にヘリコプターは到着した。

 満面の笑みを浮かべ、ヘリから降り立ったのは、ほかならぬ米国大統領そのひとだったのである。
※(2)
トリアーデ : 3つで1組のもの、の意。ヘーゲル弁証法で、正・反・合の3つの契機を総称していう語。
◆参考文献◆
「ヒト胚臨床研究のあり方に関する研究:日医総研報告書第37号」2002(澤 倫太郎)
「どうあるべきか?ヒトゲノム情報をめぐる国際調和」日医総研リサーチエッセイNo.10: 2002(澤 倫太郎)
「韓国における発生・生殖技術への対応(1)『生命倫理』の立法化過程」CLSS. Etudes No.2:2003(洪 賢秀)
「韓国における発生・生殖技術への対応(2)『生命倫理および安全に関する法律』の成立とその後」CLSS. Etudes No.4:2005(洪 賢秀)
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