個人情報保護法が4月1日に全面施行された。この関連で私への講演依頼が増えている。
しかし、私達にとって、この法律は医者が患者に対して「自分の身体は自分で管理しなさい」と言っているのと同じである。この法律の主な対象は、個人情報取扱管理者であり、一般国民が勉強しなければならないような法律ではない(もっとも、5,000件以上の対象(個人或いは会社)を取り扱っていれば取扱管理者になるので、誰にでも適用されると言えなくはないが)。
一番大切なのは、情報が漏れた場合の対処の仕方である。そして、我々個人は情報が漏れないように、がっちりと情報を管理することである。例えば、暗証番号を生年月日にしないといったことを守るべきであろう。情報管理のガードに弱い私達に、この法律が警鐘を打ち鳴らしたのだ、とみる方が良いのではないだろうか。
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