先見創意の会 (株)日本医療総合研究所 経営相談
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テーマ  「個人情報の管理について」
投稿者  田賀法律事務所 所長 田賀 秀一
 個人情報保護法が4月1日に全面施行された。この関連で私への講演依頼が増えている。

 しかし、私達にとって、この法律は医者が患者に対して「自分の身体は自分で管理しなさい」と言っているのと同じである。この法律の主な対象は、個人情報取扱管理者であり、一般国民が勉強しなければならないような法律ではない(もっとも、5,000件以上の対象(個人或いは会社)を取り扱っていれば取扱管理者になるので、誰にでも適用されると言えなくはないが)。

 一番大切なのは、情報が漏れた場合の対処の仕方である。そして、我々個人は情報が漏れないように、がっちりと情報を管理することである。例えば、暗証番号を生年月日にしないといったことを守るべきであろう。情報管理のガードに弱い私達に、この法律が警鐘を打ち鳴らしたのだ、とみる方が良いのではないだろうか。
テーマ  「ニート世代のトホホ」
投稿者  東京都 瑠璃 50歳代
2005年5月10日掲載の「トホホ社会保険」に関するご意見です
>>コラム「トホホ社会保険」へ
 浜田さんのコラム(>>コラムへ)は身につまされた。私も同じ団塊の世代だから、社会連帯の大切さをしみじみと感じる。ところで、自分のまわりを見わたしてみると、社会連帯に参加していない若者の多さに驚く。30歳近くなっても定職を持たないニート※と呼ばれる人たちである。その人達は年金保険料は払わず、医療保険は親の保険である。まだ、若いから本人達はさほどの不自由は感じていない様子だが、社会の連帯に参加していないのは、紛れもない事実。

 こうした人達は、年金や医療は必要になった時にも連帯の輪からはずれて生活することになるのであろうか。そうはできまい。彼らを連帯の輪の中に取り込んでいくためには、職を与えていくこと、雇用が何より重要だと思う。

 ※NEET(Not in Employment, Education or Training)=就業、就学、職業訓練のいずれもしていない人
テーマ  「もう1つの圧力団体」
投稿者  福岡県 KZK 20歳代
2005年5月10日掲載のオピニオン「ロビイング・チャンピオン」に関するご意見です
>>オピニオン「ロビイング・チャンピオン」へ
 「わが国最大の圧力団体は官僚組織である」とする、マキウス氏のご意見(>>オピニオンへ)には強い賛同の意を覚える。医療政策に限って言えば、厚労省が最大の圧力団体ということになるのだろう。

 海外に目を移すと、エール大学の政治学者M・ヒーニーの調査によれば、米国医療政策における最大の圧力団体はPhRMA(全米製薬協)であるという。彼は約100人の連邦議会議員にインタビューを重ね、この調査結果を発表した。同様の調査を日本ですれば、やはり厚生官僚が最大のロビイストだということになるのは想像に難くない。

 さらに思うのは、米国製薬業界の圧力が、米国財務省ないし通商代表部を通じ、わが国の医療政策にまで影響を及ぼしているのではないかということだ。この対日圧力のメカニズムは、月刊誌「世界」2005年4月号に掲載された「混合診療 本当のところはどうなんだ」に詳しい。

 いわゆる“ガイアツ”もわが国における大きな圧力団体なのかもしれない。
参考 エール大学M・ヒーニー氏のホームページ
http://pantheon.yale.edu/~mth27/
テーマ  「医師と患者の関係」
投稿者  群馬県 hane 50歳代
2005年5月17日掲載の「医療が失いつつある『大切な何か』」に関するご意見です
>>コラム「医療が失いつつある『大切な何か』」へ
 コラム「医療が失いつつある『大切な何か』」(>>コラムへ)を読みました。良い話ですね。一人ひとりの医師は患者との信頼関係を築いているのに、組織になると患者さん(国民)の信頼を得るのは難しくなるようです。マスコミの医師会叩き(国民に悪玉の印象を植え付けている)、保険点数のことにばかり気を取られているようにとれる医師会の姿勢、少数ながら金稼ぎだけの医師の存在。悪循環ですね。本当に残念なことです。
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